不動産担保ローンのメリットとデメリットを解説!利用の流れも紹介

公開日:2024/01/15   最終更新日:2024/06/06

ネット銀行 不動産担保ローン

不動産を担保にローンを契約する不動産担保ローン。その名の通り不動産を担保にする点が無担保のローンと大きく異なりますが、どのようなメリットがあるのでしょうか?本記事では不動産担保ローンのメリットとデメリットについて詳しく紹介していきます。具体的なお申し込みの流れも解説しているので、ぜひ参考にしてください。

不動産担保ローンのメリット

不動産担保ローンには、無担保ローンと比べて低金利でお金を借りられることや借り入れ上限額が比較的高いこと、返済までの期間を長く設定できることなどのメリットがあります。ここではそれぞれのメリットについて詳しく紹介していきます。

無担保ローンと比べて低金利でお金を借りられる可能性がある

不動産を担保にしてローンを契約する最大のメリットは、多くの場合無担保のローンよりも低金利でお金を借りられる可能性があることでしょう。

ローンの種類は多々ありますが、不動産を担保にするローンが無担保のローンよりも低金利でお金を借りられる理由は、万が一借り手が返済できなくなってしまったとしても、担保の不動産があるので貸したお金を回収できるからです。そのため条件もよりますが、無担保のローンではなく不動産を担保にした借り入れのほうが低い金利で借り入れ可能なことが多いです。

借り入れの上限が比較的高い

不動産担保ローンは、お金を借りられる上限が高いというメリットもあります。理由は、低金利で借りられる理由と同様に万が一借り手が返済できなくなってしまったとしても、貸し手が担保の不動産で貸したお金を回収できるからです。無担保のローンで希望額のローンを組めない場合には、不動産担保ローンを検討してみると良いかもしれません。

月々の返済額を抑えられる

不動産担保ローンには返済までの期間を長く設定できるという特徴もあります。返済期間を長く設定できれば、月々の返済額を下げられるため、月々の負担を減らしたい場合におすすめです。

資金使途の自由度が高い

資金使途の自由度が高い点も不動産担保ローンのメリットと言えるでしょう。不動産担保ローンは資金使途を制限されていないことが多いです。そのため、リフォーム資金や医療費、ローンの借り換えや複数借入のおまとめなど幅広い用途で活用が可能です。

ただし、個人向けの商品では事業性の融資が対象外である等、資金使途が制限されているケースもあるため、検討する際は金融機関ごとの条件を確認するとよいでしょう。

不動産担保ローンのデメリット

次に不動産担保ローンの注意点をご紹介します。ローンを利用する前には、デメリットについてもよく確認しておきましょう。

返済できなくなった際に不動産を失うリスクがある

不動産担保ローンの最大のデメリットは、返済できなくなってしまった際や返済が滞った際に担保にしていた不動産を失う可能性がある点でしょう。

ローン契約時に決めた契約通りしっかりと返済することができれば全く問題ありませんが、急激な状況の変化などローン契約後に計画通り返済が行えるかはその時が来てみなければわからない部分もあります。そのため、不測の事態が起こった時でも返済できるような返済計画を立てることが大切です。

審査に時間がかかる

不動産担保ローンは、無担保ローンの審査とは違い、審査時に不動産の価値を確認する工程などがあります。そのため、本審査の結果まで時間がかかる場合があり、申し込みから融資を受けられるまでには無担保のローンよりも時間がかかります。今すぐ資金が必要なケースには向いていません

手数料がかかる

不動産担保ローンは無担保ローンとは違い、不動産を担保に設定する際に登記費用などの手数料がかかります。どのくらいの手数料がかかるのかは、借入額によっても変動するため一概には言えませんが、不動産を担保にしないローンではかからない手数料が発生することは覚えておいた方が良いでしょう。

お申込みまでの流れを紹介

最後に一般的なお申込みまでの流れをご紹介します。不動産担保ローンの利用は、大まかに仮審査の申し込み、本申し込み、本審査、契約の流れで進行していきます。

ローン契約を行う金融機関によって詳細な流れは異なりますので、実際に不動産担保ローンを利用する際には、金融機関のホームページ等で必ず確認しましょう。

仮審査の申し込み

まずは仮審査を申し込みます。仮審査の申し込みは各金融機関のホームページなどから行えるため、利用する金融機関を決めたら申し込んでみましょう。仮申し込みを行うと仮審査が開始されます。

本申し込み

仮審査に通過した場合、本申し込みが可能になります。申し込みの意向が変わらなければ、本申し込みに進みましょう。

本審査

仮申し込み時には仮審査が行われましたが、本申し込み後には本審査が行われます。仮審査に通過出来ていても本審査で落ちる場合があります。

契約

本審査に通過した場合、契約に進みます。契約に関する案内をもとに、必要書類の提出や手続きなどを進めていきましょう。契約内容について不明点や疑問点があれば、きちんと確認しておくことも大切です。

まとめ

本記事では、不動産担保ローンのメリットとデメリットについて紹介しました。不動産担保ローンは、比較的低金利でお金を借りられるなどのメリットが豊富な半面、返済が滞ると不動産を失うリスクもあるローン商品です。必ずメリットだけでなくデメリットも把握したうえで決めるようにしましょう。本記事が不動産担保ローンを検討している方のお役に立てれば幸いです。

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