ネット銀行はATM手数料や振込手数料がお得!無料の回数や条件を比較

公開日:2023/03/15  最終更新日:2023/02/17


ネット銀行を利用したことはありますか?ATM手数料や振込手数料が制限付きで無料になるほか、連携サービスのポイントがたまるなどメリットがたくさんあります。しかし、どのネット銀行を開設すればよいか迷っている人もいるでしょう。そこで今回は、ネット銀行の中でもおトクな東京スター銀行・楽天銀行・住信SBI銀行で利用できる無料の回数や条件を比較して解説します。

東京スター銀行は月8回ATM利用手数料が無料

東京スター銀行は2001年に誕生した銀行で、首都圏を中心に実店舗を展開している他、インターネット上のサービスにも力を入れている特徴があります。東京スター銀行の口座を給与振込口座に指定すれば、普通預金金利が0.001%から0.10%に大幅アップできます。

また東京スター銀行は月8回までATM利用手数料が実質無料の他、振込手数料もおトクです。東京スター銀行宛の振込手数料は何回でも無料、インターネットバンキングでの他行宛振込手数料は月3回まで実質無料です。他行宛振込手数料無料のサービスを利用するには、インターネットバンキングへの登録と、取引明細書の郵送を「郵送しない」に設定していることが条件ですが、WEBで口座開設すればこれらの条件を自然と満たすことになりますので、変更しないように注意しましょう。

使えるコンビニATMと手数料

東京スター銀行のキャッシュカードで利用できるコンビニATMは、セブンイレブン・ローソン・ミニストップ・ファミリーマートなどにあるMICS提携ATMで、基本的に主要なコンビニは網羅しているでしょう。

ただし、セブン銀行以外では預け入れができないため注意しましょう。ローソン銀行・イオン銀行・イーネットでの引き出しは月8回まで実質無料のほか、セブン銀行では同行内設置ATMの場合は平日8時45分から18時まで、土曜は9時から14時まで何度でも無料です。

それ以外の時間帯もしくは同行設置以外のATMは月8回まで実質無料となります。「実質無料」というのは、一旦かかった手数料が後でキャッシュバックされるということです。ATM利用時には手数料がかかりますが、翌日にかかった分が口座にキャッシュバックされます。

ただし、キャッシュバックの上限は利用した月の預金平均残高10%に設定されています。ATM利用手数料が1回220円だった場合、月8回分を無料にするためには、月の平均残高が17,600円以上になるようにしましょう。

使える大手金融機関ATMと手数料

東京スター銀行のキャッシュカードは、三菱UFJ銀行・みずほ銀行・三井住友銀行・りそな銀行・ゆうちょ銀行などの大手金融機関ATMでも利用できます。この中で預け入れができるのはゆうちょ銀行のみとなっています。引き出しの場合は月8回まで実質無料です。9回目以上引き出すには手数料が220円程度かかります。

楽天銀行は最大月7回ATM利用手数料が無料

楽天銀行は2010年に開業した銀行です。楽天経済圏内の銀行であるため、取引状況やキャンペーンに応じて楽天ポイントが貯まります。利用回数や貯金額に応じてアップする「ハッピープログラム」制度があり、一番上の「スーパーVIP」と「VIP」になれば楽天ポイントの獲得倍率は3倍です。

たとえばほかの楽天銀行口座・金融機関から振り込みが1回ずつあれば、6ポイント獲得できます。楽天カードの引き落とし口座に指定すれば金利が0.04%、マネーブリッジと連動させれば0.10%にアップできます。楽天銀行宛の振込は無料で、他行あては145円です。楽天の会員情報を連携すれば、手数料を楽天ポイントで支払うこともできます。

使えるコンビニATMと手数料

楽天銀行の口座に入出金ができるコンビニは、セブン銀行・ローソン銀行・イオン銀行・イーネットの4つです。手数料はコンビニと預入金額で変わります。セブン銀行とイオン銀行は預入が3万円以上で無料、3万円未満が220円です。ローソン銀行とイーネットでは、預入が3万円以上で無料、3万円未満は275円となります。引き出す場合は金額を問わず220円または275円かかります。

使える大手金融機関ATMと手数料

楽天銀行が使える大手金融機関ATMは、三菱UFJ銀行・みずほ銀行・ゆうちょ銀行です。預け入れの場合3万円以上で無料、3万円未満の場合は275円かかります。引き出しには275円かかります。

住信SBI銀行はランク1でも月2回出金手数料が無料

住信SBI銀行は、三井住友信託銀行とSBIホールディングスが共同出資して設立したネット専業銀行です。SBIグループのネット証券と連動させれば、普通預金の金利を上げられます。

また、利用状況によって自動的に判定される「スマプロランク」があることも特徴です。毎月の商品・サービスの利用により、ランク1~4に分けられます。一番高いランク4になればATMの入出金とほか金融あての振込手数料が、それぞれ月20回まで無料になります。

ランク4になるには、外貨預金と仕組み預金の月末残高の合計が500万以上、もしくは外貨預金と仕組み預金の月末残高の合計が300万円以上かつ住宅ローン利用が必要です。住信SBI銀行宛の振込手数料は無料、他行あては月1回無料で2回目以降は77円の手数料がかかります。

利用できるコンビニATMと手数料

住信SBI銀行が利用できるコンビニはほかのネット銀行と同様、セブン銀行・ローソン銀行・イオン銀行・イーネットの4つです。預け入れは無料、引き出しは月2回無料で3回目以降は110円かかります。

使える大手金融機関ATMと手数料

住信SBI銀行が使える大手金融機関ATMは、ゆうちょ銀行のみです。預け入れは無料、引き出しは月2回無料で3回目以降は110円かかります。

まとめ

東京スター銀行・楽天銀行・住信SBI銀行の3つのネット銀行を比較しました。コンビニで引き出すことが多い方は、東京スター銀行、楽天市場をよく使う方は楽天銀行、SBIグループのネット証券を持っている方は、住信SBI銀行がおすすめです。それぞれ特徴が異なるため、自分にぴったりのネット銀行を利用しましょう。利用状況によって金利が変わる銀行もあるため、しっかり貯めたい方は金利を確認したうえで開設してください。

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